サッカーで言えばワールドカップ、テニスで言えばデビスカップのようにナショナルチームとして戦う、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)の主催によって年に一度開催されるトライアルの国別対抗世界選手権「2016 FIM TRIAL DES NATIONS 」(トライアル・デ・ナシオン)が9月10・11日、Isola2000(フランス)にて開催された。

今回、藤波貴久(Repsol Honda Team)、小川友幸(HRC CLUB MITANI)、黒山健一(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)という最強メンバーで挑んだ日本代表チームは、3人の素晴らしいライディングとチームワークによって2位表彰台を獲得。4年ぶりの参戦となった昨年の3位を上回る成績となった。

優勝はスペイン。世界トライアル選手権で10連覇を成し遂げたトニー・ボウを筆頭に世界ランカーを揃え、18セクション2ラップをオールクリーンする圧勝だった。


藤波貴久
藤波貴久
「今日は、手首の調子が先週よりはよく、悪くない調子で走れました。昨日下見をしたところでは、1ラップ5点くらいを想定していたので、思っていたよりいい結果となりましたが、他チームもここまで好スコアというのは意外でした。そこはプレッシャーとなりましたが、ノーストップルールに慣れていない2人を盛り立てるために、とにかくクリーンを続けることを目指して、それができたと思います。セクションが簡単だったので精神的に疲れましたが、世界選手権とは違って楽しい戦いができました」

小川友幸
小川友幸
「1ラップ目は5点があり、自分の減点は10点くらいでしたが、2ラップ目は3点でまとめられたので、悪くはなかったと思います。自分の失点をほかの2人がカバーしてくれたので、助かりました。今回の戦いは、まずまず楽しめましたし、プレッシャーからは解放されました。このメンバーで過去に2位に入っているので、それが当然というプレッシャーが、戦う前からありました。2位に入れて、肩の荷が下りた気分です」

黒山健一
黒山健一
「1ラップ目、藤波選手が2点で、私は3点でした。世界選手権での戦いを見ても、ここまでの僅差で走れることはないので、今日はいい調子だったのだと思います。ただ、2ラップ目は疲れてきたのもあり、調子を落としてしまうのではないかと心配しましたが、同時に小川選手は最後にはきっちりまとめてくるライダーだというのも知っていましたから、なんとかなるかなと思っていました。案の定、きっちりまとめてくれました。2位に入れてよかったですが、僅差の戦いで、やはり疲れました」

●2016 FIM Trial des Nations結果
1位 スペイン  減点 0  クリーン102
2位 日本    減点7   クリーン83
3位 イギリス   減点8   クリーン74
4位 フランス   減点14  クリーン70
5位 イタリア  減点21  クリーン61
6位 ノルウェー 減点121 クリーン23

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