9月4日、今にも雨が降りそうな低い雲が立ち込める天候の下、MotoGP第12戦イギリスGPがシルバーストーン・サーキットで開催された。最高峰MotoGPクラスの決勝レースにおいて、GSX-RRを駆る21歳のスペイン人ライダー、マーベリック・ビニャーレス(チーム・スズキ・エクスター) が予選3番手から好スタート。オープニングラップでトップに立ってからゴールまで他車を寄せ付けることなく、2位に3秒以上の差をつける完璧なレース運びで優勝を遂げた。

最高峰クラスでの優勝はもちろんビニャーレスにとって初。MotoGPクラスは第6戦のイタリアGP以降、毎戦勝者が異なるという状況が続いており、彼は今シーズン7人目の勝者となった。

スズキにとっては2015年にMotoGP復帰後、初優勝に。MotoGPでの優勝は2007年、ウェットコンディションで行われたフランスGP(ル・マン)でのクリス・バーミューレン以来、9年3ヶ月ぶり。ドライコンディションでの優勝は2001年バレンシアGPでのセテ・ジーベルナウによるもので、15年ぶりとなる。また、シルバーストーンでのスズキ最後の優勝記録は1982年、この年にチャンピオンを獲得したフランコ・ウンチーニ以来だという。

マーベリック・ビニャーレスのコメント
「最高の気分だよ。自分自身にとってはMotoGPクラスでの初優勝だったし、スズキにとっても2007年以来の優勝だからね。決勝中はフィーリングも良かったし、今日はチャンスがあると思ったけど、レースはチェッカーを受けるまで何があるかわからないから、最後までとにかく集中して走ったよ。今日は序盤で逃げることができたので、あとはコンスタントなラップタイプで周回を重ねてレースをリードした。この数戦、勝てるチャンスが何度もあったにも関わらず、ずっと結果を残せなくて、チームも僕も葛藤が続いていたから、今日は僕たちのやってきた仕事を認めてもらえる良いチャンスになったと思う。チームが本当に素晴らしい仕事をしてくれ、皆に心からお礼を言いたい」

河内 健テクニカルマネージャーのコメント
「今日は申し分のない結果でした。ここ数戦、決勝がウェットコンディションだったりフラッグ・トゥ・フラッグだったりと、不完全燃焼のレースが続いていたので、僕らはもっと行けるはずだと信じて頑張り続けていたのですが、今日やっとその実力を示すことができて本当に良かったと思います。アレイシもここ数戦リタイアが続いていたのですが、今日はしっかり7位でフィニッシュでき、チーム全体としても非常に良い結果でした。ライダー、チーム、そして日本で開発を続けてくれているスタッフ、そしてスズキのレース活動に関わってくださっている全ての皆がパーフェクトな仕事をしてくれたお陰だと思っているので、その全ての方々にお礼を言いたいです。本当にありがとうございました」

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