昨年、世界選手権ではロードレースのMotoGPとモトクロスのMXGPを、国内ではロードレースのJSB1000と、最高峰のカテゴリーでチャンピオンを獲得。ヤマハは創業60周年の年に相応しい活躍を果たした。今年もあらゆるラウンドで“ヤマハ・ブルー”の活躍を目にするのか? その行方を握る「2016年 ヤマハ発動機モータースポーツ活動計画」の説明会が3月2日、開催された。

今年も昨年同様、国内外でファクトリー・チームを展開。AMAのスーパークロスでは体制が強化されるなど、技術を磨き、モータースポーツをする喜び、見る喜びを世界に広めていくという。昨年、AP250クラス(マシンはYZF-R25)で若手ライダーへのチャンスを広めたアジア・ロードレース選手権ではSS600クラスでの体制も強化されている。

昨年19年ぶりの優勝を果たした「鈴鹿8耐」には今年もファクトリー・チームで参戦。体制などに関しては改めて発表を行なうという。

また、イタリアで開催されているバレンティーノ・ロッシ主宰による若手ライダーの育成・教育プログラム「VR46 Riders Academy」とオフィシャル・サプライヤー契約に合意。トレーニング・車両の提供といったサポートも行なっていく。

YAMAHA FACTORY RACING TEAMライダーのコメント

中須賀克行(全日本ロードレース選手権/JSB1000)
「今シーズンも追われる立場でのレースになりますが、決して守りに入らず、5連覇という記録へのチャレンジャーとして、一戦一戦大事に戦っていきます。また、昨年は全戦優勝が目標でしたが、YZF-R1がフルモデルチェンジされデータの少ない中で開幕を迎え、序盤は苦戦しました。しかし、今年はすでにデータもあるため、“全戦優勝での5連覇”が目標です。なんとしても達成します。期待してください」

平田優(全日本モトクロス選手権/IA1)
「怪我により、昨年はまったく走れなかったので、年明けから2ヵ月間、気候の良いニュージーランドで“マシンに乗ること”に重点をおいて合宿を行ってきました。状態としては、去年の良い時までは戻っているし、開幕を控え、とても前向きな気持ちで、後は、コンディションを整えていくだけです。目標は、ファクトリーライダーとしてタイトルをヤマハにもたらすこと。自分をコントロールしながら、冷静に戦います」

三原拓也(全日本モトクロス選手権/IA1)
「今年からヤマハの一員となりました。YZはパワフルで好印象だし、チームは元ライダーの田島監督が率いるため、大きな強みを感じており、すべてが順調に進んでいます。シーズンでは、チームメイトの平田選手をはじめ、ライバルがたくさんいますが、IA1でこれまで最高の2位を突破し優勝できるよう開幕から全開で戦うとともに、コンスタントに表彰台に立ってタイトル獲得を目指します」

黒山健一(全日本トライアル選手権/IAスーパー)
「目標はチャンピオン、それは絶対です。具体的には7戦中4勝が最低条件。そのためにシーズンオフは、勝てなかった過去3シーズンを振り返り、対策を行ってきました。特にレベルアップしたマシンに対して、乗り方の変更に取り組み、まだ100%ではないものの、走りは今まで以上のクオリティに達しています。あとは、心を落ち着け、開幕戦を待つのみ。全力で獲りにいきます」


YAMAHA FACTORY RACING TEAMから全日本ロードレース選手権・JSB1000クラスを戦う中須賀克行。国内最高峰クラス5連覇という前人未到記録の更新を目指す。マシンはYZF-R1

全日本モトクロス選手権・IA1クラスに参戦するYAMAHA FACTORY RACING TEAMの平田 優、カワサキから移籍の三原拓也。マシンはYZ450FM。

YAMAHA FACTORY RACING TEAMから全日本トライアル選手権・IAスーパークラスを戦う黒山健一は12回目の国内最高峰クラスチャンピオンを目指す。マシンはTYS250F。

昨年からスタートしたユース(若手育成)・チームのYAMALUBE RACING TEAM、全日本ロードレースのJSB1000クラスは昨年に続き野左根航汰 と藤田拓哉 が参戦。マシンはYZF-R1。

YAMALUBE RACING TEAM、全日本モトクロス選手権には渡辺祐介がIA2クラスに参戦。マシンはYZ250F。

アジア・ロードレース選手権のSS600クラスは体制を強化、YAMAHA RACING TEAMとして参戦する。ライダーは伊藤勇樹とムハマド・フィトリ・アシュラフ・ビン・ラザリを起用。マシンはYZF-R6。