“真夏のバイクの祭典”こと鈴鹿8耐(鈴鹿8時間耐久ロードレース)、第38回大会となる今年はここ近年の中では最も“メーカー四つ巴”的色合いが濃く、世界GPを走る外国人ライダーも起用されるなど、レース前から盛り上がりを見せていた。

7月26日、午前11時30分にスタートした決勝は、創業&レース活動60周年を迎えたヤマハのファクトリー・チーム「♯21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM」が204周を走って優勝。2位は同一周回数で「♯778 F.C.C. TSR Honda 」、3位は毎年サプライズで話題を提供する「♯17 Team KAGAYAMA」だった。MotoGPチャンピオンのケーシー・ストーナーは転倒によりリタイア、「#634 MuSASHi RT HARC-PRO. 」の3連覇はならなかった。

今からちょうど30年前、ケニー・ロバーツ/平 忠彦組による”伝説”が生まれた1985年以降、ヤマハのエースを担う「21」のナンバーが付けられたYZF-R1を駆る中須賀克行、ポル・エスパルガロ、ブラッドリー・スミス組は、スタートこそエンジン始動に手間取り20番手前後に順位を落とす。が、その後はR1を知り尽くした中須賀による究極の燃費走行、そして現役MotoGPライダーのふたりによる初の鈴鹿、初の耐久レースとは思えない走りはレース途中のペナルティをものともせず、終盤には盤石の体制を築き、ヤマハに1996年(コーリン・エドワーズ/芳賀紀行組)以来となる5度目の優勝をもたらした。

今年の鈴鹿8耐も”真夏の祭典”に相応しく、レース以外の様々な催しで来場者に楽しみを提供。バイク&レース好きだというハリウッド俳優、キアヌ・リーブスの希望で来場が実現し、彼自身がプロデュースするカスタムバイク「Arch Motorcycle “KRGT-1”」でデモランを行なうなど、サプライズな話題もあった。尚、2015年の鈴鹿8耐、レースウィークの累計観客数は12万人と公式発表されている。

キアヌ・リーブスがプロデュースする「Arch Motorcycle “KRGT-1″」でスズカのコースをデモランしたり、イベントステージにも出演したり、各チームのピットを激励訪問したり、決勝のスタートフラッグを振ったりと”スズカ8耐”を満喫したようだ。

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